事業内容

“移動できること”を通じて地域の「三方良し」を目指す
合同会社まるごと モビリティ事業部

合同会社まるごとは、地域文化の継承をはじめ、地域の困り事の解決に取り組ことを目的として、2022年に長野県東御市本海野にて発足いたしました。

市民の立場でできることはないかと考え、地域活性化の取り組みとして、地域の交通に関する課題解決を目標としています。

2023年度は、より良いまちづくりに寄与できることはないかと考え、市、様々な事業者、地域の皆様と共に、移動に関する課題に向けて取り組みました。具体的には、高齢の方の外出や買い物、福祉送迎などを、デジタルを活用した解決策を考える勉強会や実証実験を行いました。(国土交通省「共創モデル実証プロジェクト」による採択事業)

2024年度はその一環で、高齢の方の外出支援(介護予防)として「Goトレ」を地域の皆様と共に推進し、買い物などの移動課題の解決の一端を担っています。さらには、介護タクシー事業を移住者の方などと共に開始しました。今後も一市民としてできることを考え、取り組んでまいります。

取組の概要 (2023年度)

現状の地域課題と事業目的

  • 長野県東御市においても、児童や高齢者を中心に、移動ニーズを満たせず、日常生活の困難や不便さを抱える住民が増加している。一方で、 既存公共交通の利用者は減少しており、その利便性向上に向け各種施策を展開するも、交通事業者の経営と自治体の財政負担は厳しさが 増している。このような状況下で、東御市により策定された地域公共交通計画では、「住民ニーズを把握し、まちづくりと連携した持続可能な移動の仕組みの形成を目指す」とされている。
  • 同計画の実現にあたっては、移動希望者と移動したい先(目的地)の特定、移動ルートづくりにあたり、従来では不十分であったデジタル技術を 更に活用し、また、まちづくりに必要な交通・福祉・教育・医療・地域活性化などの要素を包括的に捉えた地域経営の視点が不可欠となる。 そこで、当該団体としては、経済的にもサステイナブルな事業として成立を図るソーシャルベンチャー的な発想と実行力を持ち、活動をリードする 人材の育成、確保に向け、「共創による地域交通人材育成アカデミー」を開催し、各地の先駆者や成功事例を持つスタートアップ人材との交流を深めつつ、意欲ある人材を発掘、吸引し、共に学んでいきたい。

事業の概要(2023年度)

  • 活動先進地より講師を招聘した座学、及び、視察などを通じて知識を獲得。また、講師を通じて各地のまちづくり人材との人脈を構築。

取組の詳細 (2023年度)

「共創による地域交通人材育成アカデミー」の開催

  • 講座
    講 師 : 交通・福祉・教育・医療・地域活性化の分野において、分野を跨った活動を実施している方々
    時期・回数等: 11月~2月末の間に8回程度(オンライン併用)。1回あたり2時間程度
  • 視察
    視察先 : 講師の活動先
    時期・回数等: 11月~2月の間に2回程度