二拠点居住を、体験から始める学びの場
暮らしの学校
「暮らすように関わる」ための入り口として
合同会社まるごとは、長野県東御市を拠点に、これまで、地域活性化の一環として交通・移動に関する課題解決を主要なテーマに掲げ、地域の移動や外出支援などの課題に市や事業者、地域の皆さまと連携しながら取り組んできました。
そうした実践の中で見えてきたのが、地域と継続的に関わる人を増やすことの重要性です。
その入口として、二拠点居住促進事業「暮らしの学校」を立ち上げました。
「暮らすように関わる」二拠点居住促進事業

こうした活動の延長線上にあるのが、二拠点居住促進事業として展開している「暮らしの学校」です。
単なる観光や体験にとどまらず、地域の営みや価値観に触れ、「暮らす視点」で関係人口を育てることを目指しています。
東御市では、農のある暮らしをテーマにしたワークショップ「田畑のクラス」を開催。田舎暮らし体験や稲作体験、農作物収穫、古民家リノベーション体験、餅つきなど、季節ごとの作業に関わることで、土地のリズム、人の手仕事、食が生まれる背景を知り、「暮らす」という行為を時間の流れの中で捉える体験を提供しています。
都市部では、健康で持続可能な暮らしや食をテーマにした上映イベントや、トークイベントを開催。映像や対話を通じて、日々の暮らし方や地域との関わりについて考える場を設けています。
あわせて、まちづくりに関する講演会なども実施し、地域と都市を行き来する関係性づくりを進めています。

二拠点居住と、暮らしを支える移動の仕組み作りへ

二拠点居住を考える上で、移動のしやすさは暮らしの質を左右する重要な要素です。
地域に滞在し、関わりを深めていくためには、日常の移動が無理なく成り立つ仕組みが欠かせません。
合同会社まるごとは、これまで培ってきた移動支援や交通課題への取り組みを土台に、二拠点居住という新しい暮らし方を、現実的で持続可能なものとして支えていきたいと考えています。
今後も一市民としての視点を忘れず、地域の皆さまと共に、「暮らし」「移動」「関係性」が循環するまちづくりに取り組んでまいります。
